shae studium
すこし古いはなし。メリルMの紹介でポール・マカトニイがグラミー賞を受けた話を以前した。あれは20年前のことだ。あれれ、なんということだろう。2008年、その伝説のシェイスタジアが取り壊されることになってのサヨナラコンサート。ビリイ・ジョエルのショウのゲストはトニイ・ベネットだ。もう80超えてる。で、ビリイのアンコールに突然現れたのはポールではないか。43年前のビートルズのコンサートが同所初めてのコンサートで、最後がまた、ポールだ。55000人は晴天の霹靂だったにちがいない。サプライズもサプライズだ。` i saw her stnding there`のあと、最後が`Let it be`だと。おいおい、そりゃないぜ。
そうだ、ロンドンオリムピックの開会式にはポールが歌うなんて言ってるけれど、どんな形で何を披露してくれるやら。
Y嬢はこのあいだの下北沢で最後にLet it Be を歌った。観客でいらしていたオノさんに歌ったんだろうか?ビリイと彼女には、関係はないけれど、最後に聴くこの曲はなににも代えがたいものを持っている。ボクには、マザーメアリイの存在すらはっきりとわからないものなのだけれど、この歌詞を読み、きいていると、音楽が宗教には関係ないことが良く分かる。いや、関係はあるんだけれど、その関係は宗教を越える。世界の歌だ。まそして、まさに昔みんなが持っていた共有という時間を感じずにはいられないのだ。簡潔なイントロ、美しい和声感、模範的な構成。アレンジの秀逸さ。ソロのソロらしさ。単純で深いエンディング。どれをとっても、どこを切ってもボクには名曲中の名曲なのだ。
今夜は女性のフットボールがオリムピック競技の幕開けに行われる。25時なら見ようかな。音楽とスポーツ。いつの時代もオリムピックが世界中のファンを沸かせて、競技者の目標であるような世の中が続くといいなと思う。使い古された言葉だけれど、「平和の祭典」であって欲しい。ミュンヘンのような、場違いの政治混乱者を生まないような世の中が続くといいなと思うよ。