起きていること。国王に対する不満。不満を国際的にアピールする手段はデモ。デモの舞台はF1の開催時。簡単な構図。メディアが多く集まる場所でのデモは当然だ。国民が国政に不満を持ったりデモをするのはそれでよし。問題にしたいのは、F1を強硬に開催する主催者とF1の組織。昨年は中止。今年はデモと同時進行。F1は平和な金持ちの国で、一部の熱狂的ファンと一緒に開催する「おまつり」若しくは「興行」。ふさわしくない環境でビュンビュン走ってもなんの意味もない。基本的にモータースポーツと称される興行は宣伝がメインの、で、ないものねだりの仮想現実。いまの時代には迎合しない反エコ。フツーの国でノーテンキな時間にいいクルマといいオンナを見せるのが一番いい。技術をフィードバックしようにも要らない技術は要らない。昔や黎明の時代にはそれなりのエポックメイキングな側面から物質文明の尊さや利便を謳い、実質的な車の性能に寄与したことは事実だが、今はそういう時代ではない。
そのお祭りに現実的な国政の不満を被せるというか、利用してメディアに載せるやりかたが問題だ。その場に合わせてというデモが誰の策略なのか判然としない。そしてそんな国で開催することの意味がどこにあるかということだ。先に書いたようにF1はノーテンキな国で開催するイベントだと思うよ。
ホントは好きなイベントなんだ。神の子は10番手のようだ。
東京都が島を買う、いや政府が、なんて言ってるうちにどこぞの国は一日で軍隊を送り込んで国境警備という名目で駐屯を始めかねない。仮設テントは次第に鉄骨造に変わっていくだろう。銃器を構えて「ここは我が国の領土だ。入れば発砲する。」というところに乗り込む「軍隊」は持ち合わせていないし、それをすれば戦争になる。それなりの装備を持った自衛隊を派遣するにはハードルがありすぎる。
ゴミからバイオエタノールを作るという京都の計画の一部を見た。実験は成功した。事業として軌道に乗るか乗らないかはべつにして、そういうことに金を使うのなら万々歳だ。これからのさらなる進捗を見守りたいと思う。
廃炉だ、処分だ、核のゴミはどこへ?と喧しいこの国が、その元凶を海外に輸出しようとしている現実は、誰が制御するのだろう。企業には倫理がなく政府には論理と衿持がない。