アカデミー賞
M..ストリープが主演女優賞を受けたようだ。映像ではまだ確認していない。この女優はいろいろな映画でボクたちをたのしませてくれている。
今日書くのは(記憶が定かではないので、気になるヒトは確認してね。)20年まえのグラミー賞のなんちゃら部門のプレゼンターで彼女が出てきたときのことだ。(前にも書いた?)中継をみていた。受賞者はPマカートニイ。いつものことだけれど外国人の簡潔で楽しいスピ-チには恐れ入るが、このときのスピーチは、例えば、ボクがありえないけれど受けるなら、こんなふうに紹介してくれるならまさに天国に違いない、という思いで深きものだった。(うまく言えないなぁ)
ある年、彼女は4年間の皿洗いをママに約束してニューヨークのスタジアムにやってくる。要するに田舎ムスメだ。116列めのその席はステージよりも彼女の住むニュージャージー州のほうが近いくらいの席だ、と。4人の若者が芝生の上を走っていた、と。「ポール、私は見えた?」そして紹介は進む。大女優Mストリープに紹介されるポールは、ひとりの少女が女優として賞を手渡すようになった彼女の歴史とポールの歴史を同時に進行させてしまった。たった何分間かのスピーチなのにだ。
つくづく、こういう世界の授賞式などを見ていると、なんともいえないウィットに富んだ、名台詞を聞くことがある。カラフルというかオーバーデコレーションの内容のないようなセットで行われるどこかの国の授賞式のあほくさい進行を見ていると、いったいこれは何だろうと思う。ボクにはストリープのこのスピーチが金メダルのように響いたんだ。~を、また、この受賞で、思い出した。