演出
舞台効果は、ストーリーに基づいて作っていく。その演出された効果は、想定内外はあるが、基本は台本のあるドラマだ。
野外ではとんでもないことが起こる。まさに昨日のコンサートがそれだ。夕方、ポツリと来てもおかしくないような雲が立ち込めて、イヤな感じ。しかし雨は降らずに。 公園に上る階段が客席だ。300人くらい集まってくれた。
開演。そして、だれもが知ってる曲と、あまり知られていない(?)われわれのオリジナルを組んだプログラムはひとつひとつ進行してゆく。 軽妙な吹鳴楽器と多彩な音色の電気楽器のハーモニイで司られるFOMALHAUTの音楽は、後半に向かって快調に歩を重ねる。最後の曲はStargazerだ。 そしてアンコール。「君の手」。それから最後に、もう一曲、「ムーンリヴァー」。「観月会」を意識した選曲だ。イントロ。 その時事件は起こった。 なんと!深い雲の切れ間から13日の月が顔を出した。 もう、わかるよね。南向きの会場は、驚きと、感動で、ざわめく。 月が顔を出したんだ。こんなことは世界でイチバンの舞台監督にだって出来やしない。だれにも出来やしない。これですべてだ。これで文句なしだ。 切ないくらいに情緒的だった。
曲が終わるのを待っていたかのように、月はまた雲の向こうに隠れた。
9月9日の富士市野外コンサート「観月会」は、無事終了しました。
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観月会 お疲れ様でした☆
ホントに 自然の力の素晴らしい演出でしたね~~
月夜 星空を期待していた私は 少し残念な気持ちで時々空を見上げていたのですが、まさか最後にあんなにステキな演出が待っていたとは・・・
しかも ふわ~っつと出てきて す~っつと隠れていくなんて ♪
演奏も もちろんステキでしたヨ♪
とってもゆったりとした時間が過ぎ
周りの人達がどんどん引き込まれていく感じがよくわかりました☆
こういうライブもいいですネ!!
また ステキな演奏を聴けるのを楽しみにしています☆
投稿: harumi | 2011年9月11日 (日) 09時57分
♠harumiちゃん、玉蜀黍おいしくいただきました。さて、あの日あの月あのタイミング。すごかったと今思いだしても。仕事忙しそうですが、いつか「猫や」にきてくださいね。
投稿: age | 2011年9月12日 (月) 21時34分