Arnold Mcculler and Jimmy Johnson
一枚のDVDの中にまるで30年を詰め込んでしまったかのような、不思議なタイムトラベルを経験してしまった。その時間旅行はずっと続いていて、これからずっと先も継続してゆく。 あれは高校生になったかならないかの頃、APPLE RECORD から発売されたLP「James Taylor」だ。芝生に寝そべった髪がふさふさの彼だ。1968年のもの。僕がみたアメリカはそのLPに入っていたアメリカだった。きのうも、40年前もおなじことをしている。変わったのは髪の量。 いままでは、2,3のライブヴィデオをみていたんだけれど、今日は91年のリハーサルのV.。あれ?サンプラザで見たのは、いつだったかなあ。あのツアーのリハーサルのVかなあ。 で、カルロス・ベガとドン・グロニク登場。このオッサンたちには呆れるくらいツボを突いてくる。ジミ・ジョンスンは、言ってみれば、岡沢章のようなベースを弾く。どこがどう違うのか説明できないけれど、すこぶる気持ちのいい低音が、彼の音楽を豊かにしてる。で、マッカラー。この声は宝物だ。ところがどっこい。彼のギターと歌の前には、みいんな霞んでしまうのだ。 欲しかったCDをカミさんに買ってもらってすこしだけクリスマスの気分。そこにこのDVD。得した気分の年末でありました。いえいえ、そんなんじゃなく、バイブルとでも言うべき指針でございます。 今日はオヤスミ。明日からは恒例の「さか屋年末年始大歌謡ショー」の始まりでございます。 本年も各方面の皆様にお世話になりました。ありがとうございました。来年はもっとお世話になりたいものです。